時計宝石メガネの兼業店が多いのはなぜ？

vol 944

全く違う業態なのによくやってるよな〜

 

 

 

 

時計と宝石とメガネを

一緒に販売しているのは

なぜ？

 

 

先日

あるお客様から

聞かれました

 

 

 

都市部では

もうそこまで見かけないが

 

近所の街中や

地方の商店街などでは

 

時計宝石メガネ店を

まだよく見かけます

 

 

 

私は

小さい時から

その環境で育ったので

何も疑問に思わなかった

 

 

 

 

そう言われれば

確かに

 

違う3つの業態を

よく経営してるよな・・

 

 

帳面もそれぞれ違うし

仕入れ業界も違うし

知識もそれぞれ違う

 

 

冷静に考えると

とんでもないことを

やってのけている

 

まるで

商社のようだ

 

 

 

社員数も多い企業だと

それぞれの組織図があり

それぞれのリーダーがいる

 

 

そんな別業態の

リーダーが集まり

社内会議に参加している

 

 

これが

個人事業主の

一人親方ビジネスなら

 

頭の中が混乱しないように

経営していかねばならない

 

 

 

なぜ

この３業態が

一緒になってるお店が

多いのか？

 

 

 

 

歴史的背景で

伝えるとわかりやすい

 

 

大正昭和初期にかけて

 

時計と宝石は

高級品として

 

富裕層や上流階級に

人気がありましたが

 

メガネは

まだ視力補正具として

そこまで普及してなかった

 

 

 

戦後日本は

高度経済成長になるまで

 

時計と宝石は

富の象徴として

地位を確立し

 

メガネも次第に

実用性とファッション性が

重要視されだした

 

 

 

高度経済成長に入ると

 

消費者の購買力がUPし

贅沢品のアクセスが

容易になり

 

このあたりから

時計宝石メガネの兼業店が

登場し始める

 

 

この3つは

贅沢品としての共通点があり

同じ顧客層を

ターゲットにするので

 

違う業種なのに

効率よく販売することが

可能になった

 

 

 

 

百貨店では

高島屋がいち早く

同じフロアで

販売するようになり

 

次第に

多くの百貨店でも

同じように展開を始めた

 

d

 

 

 

時計と宝石の高級品に

 

ファッション性が

重視されたメガネが

 

加わることで

 

 

３業種兼業店が

普及していったのです

 

 

 

今では

またメガネだけが

独自路線になりつつある

 

 

 

私は

 

時計も宝石もメガネを

低額高額関係なく

 

装身具

という概念で

扱ってます

 

 

 

男女関係なく

ビジネスマンの

装身具コーディネーター

です

 

 

 

私のことはさておき

 

時計宝石メガネの

兼業店が多いのは

 

歴史背景と贅沢品の

位置付けによるものでした