
vol1399
「毎日ゼンマイ巻くなんて、正直ムリ…」って思ってました。でも、そんな手巻き時計が「いい」と感じる人がいる。その理由を知ると、ちょっと羨ましくもなるんです。今回は“時計を巻く”という行為について、少し真面目に書いてみました。
ブログ責任者 浦田俊策とは・・
大分県大分市の百貨店で
時計とメガネを販売してます
時計とメガネの
印象選びパートナー
です
こんにちわ
俊策です
グランドセイコーの
手巻きで
ステンレスバンドの
モデルはないの?
今日の接客で
お客様から
そんなご質問をいただいた。
結論から言えば
「ありません」と
お伝えしたのだけど
そこから話が広がった。
ステンレスバンドではないが
革バンドなら
グランドセイコーでも
手巻き時計はあります。
やっぱり現代の
機械式腕時計は
手巻きより自動巻きの方が
多いですよね〜
では
手巻きと自動巻きの違いって?
なぜ“あえて
”手巻きを選ぶ人がいるのか?
お客様と
そんな会話をした後
自分でも
改めて整理したくなって
今回のブログを
書くことにしました。
手巻き時計には
他にはない特別な魅力が
あります。
まず構造上
自動巻きに必要な
“ローター”がないため
時計を
より薄く、美しく作れる!
これは
ドレスウォッチにとって
大きな価値なんです。
また
巻くたびに
機械が動き出す感覚。
これは
ただの作業ではなく
“儀式”のようでもあり
気持ちを整える時間に
なります。
え〜
毎日巻くの?
面倒じゃない?
とよく言われます。
たしかに
スマートウォッチのような
利便性とは対極!
でも
だからこそ
“人間くささ”が残っていて
そこに惹かれる人がいるんだ
と思うんですよね
時計ブランドは
合理性だけで
手巻きを作っている
わけではありません。
たとえば
ノモスやランゲ&ゾーネ
ジャガー・ルクルトなどは
“薄さ”や
“ムーブメントの美しさ”に
こだわるために
あえて
手巻きモデルを
多く出しています。
特に
裏スケルトン仕様のモデルでは
ムーブメントの
左右対称のレイアウトや
美しい仕上げが
そのまま鑑賞できる。
自動巻きでは隠れてしまう
“職人の意図”が
手巻きには見えるんです。
電池式のように
“放っておけない”。
だからこそ
自然と関わりが生まれます。
毎朝、巻く動作ひとつで
「よし、今日も頑張るか」と
気合が入る人も多いんです!
私は時々、お客様に
こう話します。
「これは“自分で巻くから動く時計”です。手がかかるけど、その分、愛着が湧きますよ」
これ言うと
反応はさまざま
でも
「なんかいいね、それ」
って笑ってくれる方がいます。
経営者やお医者さんや
こだわって仕事されてる方が
多いですね。
それが伝わった時って
私も嬉しくなるんです。
非効率の中に感動がある!
[引用元:グランドセイコーHP]
いろいろ言いましたが
正直なところ、私は
「毎日巻くのはちょっと面倒かも」
と思ってしまうタイプです
でも
それでもいいんだと思うんです。
手巻き時計は
“好きな人が選ぶ”道具。
そんな手巻き時計に
触れるのが好きで
毎朝のリュウズを巻く動作に
意味を感じられる人にとって
それが「面倒」ではなく
「喜び」になる時計。
[引用元:グランドセイコーHP]
毎日
“命を吹き込む”ように
ゼンマイを巻く。
そんな営みを
楽しめる人にとって
手巻き時計は
ただの道具以上の
存在になるんです。
活動地域 | 大分県大分市 |
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営業時間 | 平日10:00〜18:00 ※すぐにご連絡できない場合があります。 |
Profile
ビジネスマン専門のコーディネーター。
時計とメガネの選び方に重点を置き、ワンランク上のビジネスパーソンへと導く知識と情熱を注ぐ。スタイルと実用性を兼ね備えた時計・メガネ・アクセサリー選びに独自の視点を提供。
ファッションとビジネスの融合による自己表現の重要性を説く。ブログを通じ、プロフェッショナルな外見の構築をサポートし、アラフィフビジネスマンのキャリアと個人的な成長を促進する目的を持ってお悩みを解決している。